地獄だった借金返済の話
私は借金600万円を背負ったうつ病患者でした。
目の前には絶望しかなく、ただ生きるためにお金を借りていました。
しかし、今は借金を完済して個人事業主として自由に生活しています。
このブログでは私が経験と勉強で得た、借金にまつわるすべての情報を惜しみなく提供します。
ひとりでも、あの地獄から生還して下さることを祈って。
借金返済はマラソンである
借金の返済はひと言で言えばマラソンです。
長い長い道のりを走り抜くには、時には休息し、時には急ぎ、そしてあらゆるアクシデントに備えなければいけません。
マラソンでは「休息」「急ぐ」「アクシデント」にあたるものは、借金返済に置き換えると「ご褒美」「繰り上げ返済」「不測の事態に備えた貯金」です。
基礎になる毎月の返済
借金やローン、リボ払いを抱えている方のほとんどは毎月の返済を繰り返しています。これはマラソンに例えると、一歩一歩ゴールに向けて走っていることに他なりません。
まずはこの一歩一歩を大切にしていきましょう。
借金返済中のご褒美について
借金返済中はご褒美が絶対に必要です。
多くの方は「借金を返しているのに贅沢をしても良いのか」と考えるのですが、それは自分を追い込みすぎ。
もしあなたが「今月頑張ってやっと返したのに、まだこんなに借金が残っている」と考えてしまうようなら、要注意。
せっかく頑張って足を踏み出しているのに、そのことを良しとしない心のあり方は問題です。
もっとゆるく、肩の力を抜いて、毎月の返済が終わったら少し贅沢をしてもいいじゃないですか。
贅沢をする余裕がなければ、自分をもっと褒めてあげて下さい。
頑張ったこと、返せたことを喜び、ホッとしたその気持ちを忘れないで下さい。
その「ホッとした気持ち」こそ最高のご褒美であり、借金完済後はもっと普通のことで「ホッと」できますよ。
繰り上げ返済は必要だが、要注意
マラソンではラストスパートで勝敗が決まることが少なくありません。
借金返済では繰り上げ返済がスパートをかけることにあたりますが、このタイミングを間違えるとあなたは敗者になります。
無理に繰り上げ返済をして、借金がほぼゼロになった途端、交通事故に遭ったらどうしますか?
あなたは入院費用や治療費をどこから捻出するのでしょう?
ひょっとしたら、繰り上げ返済をせずにキャッシュを手元に置いておけば何の問題もなくマラソンを走り続けることが出来たかもしれません。
しかしキャッシュがないために再度の借り入れや、最悪の場合、返済の継続が出来なくなることも考えられます。
借入先がないからと新しいカードを作り、治療費が10万円しか必要ないにもかかわらず、50万円の枠が出来てしまったらどうでしょう?また借りませんか?
自分を過信してはいけません。
少しでも早く借金から解放されようと、無理な繰り上げ返済や一本化は禁物です。
借金返済中こそ貯金は必須である
借金返済中こそ、貯金が重要。
人間が生きていく限り、いつどんな事態が起こるか分かりません。
これが親戚や友人の結婚式であれば出席を断ることも出来るでしょう。
しかし遠方の親友や身内になにかあったらどうしますか?お見舞いを断れますか?
もしあなた自身に不幸が降りかかったらどうでしょう?
交通事故や病気で働けなくなるかもしれません。
そうすればマラソンは限りなくリタイアに近づきます。
もちろんリタイアしない方法もありますからご安心を。
とはいえ、不測の事態に備えた貯金は借金返済というマラソンを走っているからこそ重要なんですね。
生活費=収入ー返済額ー貯蓄額
この黄金の方程式を忘れないようにして下さい。
この記事のまとめ
借金返済とはマラソンです。
マラソンの完走、すなわち完済に必要なものは毎月の返済に加えて、「ご褒美」「繰り上げ返済への注意」「貯蓄」の3つです。
絶対にこのことを忘れないで下さい。
そしてこのウェブサイトに書かれていることを実行すれば、必ずマラソンは終わります。
一緒に頑張りましょう。